2013年8月22日木曜日

夏休み企画「名作プラモ紹介!」(前編)バンダイ HGUC 1/144 MS-06 量産型ザク


夏休み企画といっても夏休みがもうすぐ終わるんですけどね(笑


今回はHGUC量産型ザクについて

(前編)って書いてますけど、後編は違うプラモを紹介する予定です


続きを読むからどうぞ!






名作プラモとはなにか?


という質問は、やるだけ無駄な質問なんだろう

「プラモデル」と一言で言っても、その種類は膨大だし、その中で名作を一つ挙げろと言われても

それこと100人に聞けば100通りの答えが返ってくるでしょう


今回はHGUCのザクを挙げましたが、他にも名作のプラモはいくらでもあります

しかし、このHGUCザクは、以下の点においてとてつもなく優秀なのは確かだと思います


・組み立てやすさ
・モチーフの再現度


この2点において、 このザクを超えるプラモは(そんなに)ないと思います




幅広く愛されるプラモ






結局のところ、プラモデルという趣味は「上級者」と「初心者」「中級者」とかがたくさんいるし、

とにかく素組みで作る人も、改造しまくる人も、塗装に命を懸ける人もいます

数を並べて楽しむ人、一つの作品に長い年月をかける人、もしくは、作らずにコレクションとして楽しむ人

プラモデルの楽しみ方なんて人それぞれだし、そこは千差万別であると思います

だからこそ、名作プラモを考えるときには、

「広く万人に愛されるかどうか」が重要ではないでしょうか?


そういう意味で、このHGUCザクを手に取ってみてほしい

パーツは最小限で、素組みならすぐに組み終わります

 ディティールは最小限。ですが、1stガンダムに登場するザクってこんなもんだし、

そういう意味では極めて設定画に近い。

だからといって設定画そのまんまのスタイルでもない。いわゆる「最近のザク」の感じもあるし

プロポーションに関しては絶妙だと思います


背中のランドセルにはバーニアがついてない。手の合わせ目はちょっと気になる

だからこそ、「そこに手を加えてやろう」と思わせてくれる、そこもまたいいと思います

そういう意味で、初心者から上級者まで広く楽しめるプラモデルになっていると思います


それでいて、武装が豊富なのも素晴らしいと思います

ザクバズーカ、ザクマシンガン、ヒートホークに加えて、劇中でランバラル隊のザクが使用していた

足に搭載するミサイルポッドまで!

安いながら、ここまで豊富なのは素晴らしいの一言です





俺とHGUCザク


さいしょにプラモ屋で箱を見たときは、そこまですごいプラモだとは思いませんでした

基本的にバンダイのHGシリーズって箱の横に完成写真が載ってるんですが、

この写真があんまりかっこよくないものが多いじゃないですか(失礼

特に、一年戦争のMSなんかはディティールが少な目ですから、

そりゃあMGのスジ彫り満載プラモの方が、素組み状態での見栄えはいいですしね


そんなわけで、ガンダムにハマった当初は、HGザクはもとよりHGシリーズ自体全く手を出しませんでした

ずっとMG一筋で購入していました


転機が訪れたのは、某サイトのガンプラコンペでした

「改造した、オリジナルのガンプラ”のみ”参加できる」というものでした。

それまでは素組み一筋でしたから、これを機にガンプラ改造に手を出してみようと思ったわけです

いろいろ考えた結果、ザクにすることにしました

まぁザクは量産機だから、ある程度オラ設定の改造機を出しても許されると思ったし、

なにより「安い」からですね。さっそくHGのザクを買ってみました


そして組んでみるとあらビックリ!

パーツ少なくてすぐに組みあがるのに、ちゃんとザクしてるし、

ポーズは決まるし、武器多いから遊びがいがあるし、一気に自分の中で高評価になりました。

「安いし小さいしディティール少ないけど、これはこれでいいじゃん!」っていう感じで

それ以降は逆にHGばっかり買うようになりましたね~

前ブログに掲載したギラドーガ、ハイゴッグ、ドライセンあたりはその影響です




HGグレードの良さ


ただ、最近のバンダイのプラモを見てると、

こういったHGの良さを消してしまうようなキットが多いのが気になります

ひたすらパーツ多くして、ディティールも増やしまくってやろうみたいなキットですね

代表的なところだとRGシリーズがそれにあたるかな


もちろん、だれでも手軽に、高いレベルのガンプラを作ることができるのはいいことだと思う

RGのZガンダムを組んだ時に、素直に「バンダイの技術すげー」ってなったのは確かです

でも一方で、それはプラモデルとしてどうなのかな?とも思います

高品質な完成品が欲しいのであれば、高くはなるけど完成品を買えばいいんじゃないかな?

バンダイからはFXもあるし、今はオークションとかで手軽に買えるしね


ヘタクソでも、失敗してもいい

作ったあとで、「これは世界に一つだけの、俺のプラモなんだ!」って思わせるようなプラモが

プラモデルらしいというか、いいんじゃないかな?


・・・・と、バンダイ批判みたいなことをしたのですが

一方で、RGをリリースしながらもHGUCのザクやガンダムの生産を一切止めていない

そういったバンダイの姿勢は大いに評価したいです

これはHGに限らず、モナカキットとかの旧キットもちゃんと生産しているのがバンダイですから

そこらへんはもう頭が下がる思いですね。

大企業にしかできない芸当ですが、それをきちんとこなしてるってのはさすがだと思います



最後に


と、まぁ話が脱線しっぱなしだったのですが

HGUC量産型ザク、RGが全盛のこの時代にこそ、逆に手に取ってもらいたい

素晴らしい完成度のプラモデルだと思います。


ザクに関しては、HGUCの旧ザクも持っていてですね

あっちの方が後継の分、可動範囲は広いんですよね

(具体的には腰の可動ができるようになって、ひざとひじの可動範囲がより広くなっている)

ただ、よっぽど激しい動きをさせない限りはHGUC量産型ザクでも大丈夫だし

そこは「ザクIが好きかザクIIが好きか」で決めればいいと思います


初心者でも組みやすく、上級者には「どこを改造しようか」と思わせてくれる

最高のプラモデルだと思います。






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