2013年9月12日木曜日

ゴッドカイザーちゃんのことを想う会(再掲載)

(この記事は「Strange Rabbit」の記事の再掲載版です)


今回は、旧末期ゾイドの中でも特に異質なあの方

「ゴッドカイザー」についてです


続きを読むからどうぞ!





<ゴッドカイザーとは>

メカ生体ゾイド末期に登場

いわゆる「末期ゾイド」の一種ですね。この頃のゾイドは、とにかく・・・・まぁ

(ストレート過ぎて言いづらいですが)ひどいデザインのものが多かった・・・・

メッキパーツの使用、ディティールの大幅な簡略化、今までのゾイドと全く異なるデザイン

正直、この頃のゾイドはあまりいい評判を聞きません


これらのゾイドは、2008年に展開されたゾイドリバースセンチュリーによって復刻されていきました。

このリバースセンチュリーが、復刻ゾイドとしては最後のシリーズになってしまったので

それゆえに、末期ゾイドはオークションで多く出回ってますし、また多くのレビューサイトでも

レビューされています。



そんなリバースセンチュリーの中で、復刻されなかったゾイドが存在する・・・・・

以下の4体、アイス・ブレーザー、キングバロン、デス・キャット、バトルクーガーそしてゴッドカイザー



注1:ほかにもリバースセンチュリーで復刻されていないゾイドはいますが、そのほかのシリーズ等で復刻されているので省いています
注2:そもそも「末期ゾイド」の定義があやふやなんですが、個人的には帝国側はガイロスゾイド全般で
共和国側は「ZOIDS 邪神復活ジェノブレイカー編」において「共和国ゾイド」のカテゴリーに入っていたゾイドのことを末期ゾイドと定義しています



なんで復刻されなかったのでしょうか?

答えは単純で「人気がない」「デザインがひどい」の2つだと思います

ほかにもひどいゾイドはまぁあるといえばあるんですが、この4体は特にひどいというか

ゾイドらしくないというか・・・・・



さて、話がずれそうなので今回の主役 ゴッドカイザーについて

godkaiser_20130303015126.jpg


さて・・・まぁ・・・・どこから突っ込んでいいか・・・という感じだと思います(ぁ

まず、あ、そうだ名前から行こうかな

ゾイドといえば、ライガー系に代表されるようにある程度はモチーフを意識した名前になっています

それ以外では、モチーフに関係なくてもそのゾイドに関係のある名前をつけたりとか・・・

(ガンブラスター、ショットウォーカー、シーパンツァー等)

もちろん、例外として全く関係のない名前を付けることもあるにはあるんですが・・・・

(マッドサンダー、サラマンダー等)


あとにも先にも、「ゴッドカイザー」・・・・「神皇帝」?なんてまで

直線的というよりはぶっ飛びすぎている名前はないですよね

サッカーで言えば、ペレとベッケンバウアーの合体版?とも言うべき

凄まじい名前です(ぁ





よく言われるのが、「仮にも大統領制を敷いているヘリック共和国の機体なのに、

カイザー(皇帝)はおかしい」というのもありますね・・・これは正論・・・・・



それから、まぁ名前だけならまだなんとかなったかもしれませんが

そのデザイン自体も、かなりおかしいです


そもそもゾイドは、恐竜がモチーフの場合はたいていの場合「恐竜型」と表記していました

ゴジュラスもデスザウラー(恐らくティラノサウルス)やゴルドス、ゴルヘックス、ゴルゴドス

(恐らくステゴサウルス)、ディメトロドン(ディメトロドン)やウルトラザウルス(ウルトラサウルス)

すべて恐竜型表記です。ほかも大体同じ

まぁ、例外としてアロザウラーがアロサウルス型だったのですが、これは名前からもモロにそうですし

許容範囲だと思います。ビガザウロ(母船型)も・・・まぁわからんでもない



しかし、ゴッドカイザーだけはしっかりと「ティラノサウルス型」と書いてあって

これはまずいよなぁ・・・と

それで、バッチリとティラノサウルスの形状をしてればいいんですが、角が生えてたり

およそティラノサウルスと似ても似つかない姿をしてるんですよね・・・・・


これは余談ですが、後のジェノザウラーに対して

「口が小さいからティラノサウルスじゃない!」みたいな批判をみたことがあるんですが

そんなもん、このゴッドカイザーの前には些細なこととして吹っ飛んでしまいますよねぇ(ぁ


そのくせゴッドカイザーは「爪が伸びる!」というギミックが仕込まれてあって

これまたモチーフをガン無視しています。なんだこれ


それから、モチーフを抜きにしても形状がすごい

ただダラーンと伸びただけのうでは、正直、力強さの欠片もないです

無駄に長いしっぽも・・・何に使うんでしょうアレ

足首から先はやたらと角張ってるし、なんだかよくわかりません



と、まぁここまで書くとなんだかなぁという感じですが、

個人的に、ゴッドカイザーのことを語る上で欠かせないのがこのゲーム

「ゾイド 邪神復活 ジェノブレイカー編」





さて、このゲームでのゴッドカイザーは

「中型」なので使いやすいし、そこそこ強力でした

たしか攻略本でも使用されており、かなりオススメのゾイドだったのではないでしょうか


そんなわけで、個人的にはゴッドカイザーに関しては

そこまで悪い印象はなかったんですよね


グラフィックでは、そこまで悪いスタイルではなかったし・・・・

godkaiser.jpg


それに今となっても、なんだ「出来の悪い子ほどかわいい」とでも言うか(ぁ



それに、色々考えてみるとなかなか面白い機体でもあります

例えば、ゴッドカイザーはこの時期にしては珍しく「前傾姿勢」を取っています。

モーターゾイドで前傾姿勢ってのは、もしかしたら初なんじゃないですかね?

まぁ広義でいくとサラマンダーも・・・ってなるんですが


そして、次に登場した前傾姿勢ゾイドがジェノザウラー

zye.jpg

前傾姿勢に早くから目をつけた共和国、しかし、その有用性をよく知っていたのは

敵である帝国だった・・・とか

考えてみるとなかなか面白いんじゃないでしょうか?


もっと考えると、ゴッドカイザーの背中にはパワーユニット用のコネクターがあって

ここにTFゾイド等をくっつけることができるんですが、この発想は

そのまんま後のキラースパイナーなんですよね・・・・

Killer.jpg

ただしどちらも、批判されまくったゾイドであることが悲しい・・・・




「ゴッドカイザー」という名前からも、色々と想像が膨らみます。

味方になったゼネバスの人たちのためにそうつけた?か

単純に、すごく強かったからそうつけた

もしくは、「お前らの言う"ガイロス皇帝"なんてこんなもんだろ?」という

共和国から帝国への挑発の意味を込めていた?とか



と、まぁ色々考えてはみたんですが

結局「帝国ゾイドだったら辻褄が合う」んですよねぇ・・・

共和国だからこそ、名前といい批判されるのであってね・・・・

こういった点も、ゴッドカイザーの魅力として考えていただけたら・・・(ぁ









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