2013年9月15日日曜日

キングバロンちゃんのことを想う会


今回はキングバロンです

装飾過多と批判される末期ゾイドの中でも飛び抜けて金ピカですね・・・


・・・うん、まぁ、詳しいことは「続きを読む」からどうぞ!





キングバロン

末期ゾイドのキングライガーの強化版です

同時期に、帝国側ではジークドーベルの強化版であるアイスブレーザーがリリースされていたので

時期といい開発経緯といい見た目といいアイスブレーザーのライバル機・・・なのかな?

しかしキングライガーのリリースはジークドーベルではなくガルタイガーと同時期なので

キングライガーとジークドーベルはあんまりライバル関係というわけではなく・・・・


と、ライバル関係だけを考えてもかなり異質ですね~

かつてのゾイドは、例えばシールドライガーならセイバータイガー、

ゴジュラスならアイアンコングと言った感じに、割りとハッキリライバルが設定されてた感じがしてたんですが

末期ゾイドは高速機が多すぎて、どれが何のライバルなのかわかりません(笑



さて、キングバロンは一応「強化ゾイド」であります。

しかし、その強化っぷりはかつての強化ゾイド達とは一線を画するものであります





今までの強化ゾイドとくらべても、キングバロンは強化されたパーツの量だけでも

かなりの量で、一見しただけではキングライガーの面影がないようにすら見えます

だからこそ、名前を「キングライガーMK-II」ではなく、別のゾイドである「キングバロン」と

したのだと思います。この判断は成功だったと思います。



そして、武装という観点からアイスブレーザーと比較するととてもおもしろい点があると思います

アイスブレーザーは、ヘルメットと武装がちょろっと追加されてるぐらいなのに対し、

キングバロンは体の前面にこれでもかと火器が搭載されており、重装備な感じがします

武装の強化っぷりを比べた場合、アイスブレーザーの場合は、ジークドーベルを総合的に強化

しているのに対し、キングバロンはとにかく砲撃力だけを追い求めた、みたいな

強化ゾイドにとにかく砲撃力を求めるのは、シールドMK-IIやゴジュラスMK-IIをリリースしてきた

共和国らしい発想で、ここは素晴らしいと思いますね
 

もちろん、キングバロンもといキングライガーは、元は高速機なわけで

「高速機に砲撃力を求めるなんてどうよ?」みたいな意見もありそうといえばありそうですが、

個人的に、ここはそんなに気にする程でもないかと思います


何故かと言うと、ぶっちゃけて言えばキングライガーって強そうに見えないし、

だからといってなにか長所があるように見えないんですよ


末期ゾイドは高速機がバンバンリリースされて、ここも批判にさらされがちなんですが

その高速機たちはどれもキャラが立っていて、「ここで活躍するんだ!」ってのが見えてくると思います

ハウンドソルジャーはクロスソーダーでの突撃、ガルタイガーは小さいながら荷電粒子砲、

ジークドーベルはヘルレイザーでの白兵戦、デス・キャットは単純に最強(ぇ

で、キングライガーはメガバルカン・・・なんですが、メガバルカンって小さいし、

それで荷電粒子砲やらパルスキャノンやらに勝てる気が全くしないというか・・・・

で、肝心の武装はメガバルカンぐらいしかついておらず(後はちっちゃいブレードとか爪ぐらい)

”キング”という名前に完全に負けているとすら思います


そこを考えれば、多少強引な設定であろうと

「前面の火器を撃ちまくりながら突撃する」というコンセプトが見ただけでわかるような

キングバロンはそれだけで素晴らしいと思います



で、もっと言うと、この時期は火器満載ゾイドとして「ガンブラスター」もいました


 ガンブラスターは本当に大好きなゾイドの一つなんですが、設定を考えると

どうも微妙な点があるんじゃないかと思います

砲撃ゾイドですが、あまり遠距離での砲撃に向いてないんじゃないかと想うんです。

遠距離だったらゴルドスにゴジュラスキャノンつけたやつのほうが絶対強そうですし・・・・

で、近距離だとガンブラスターは機動力がないし・・・・というわけで

これ実際あったとしてもどうやって運用するんだろ???とは正直思ってしまいます


 その点、キングバロンは機動力と砲撃を併せ持ってるので、

戦場での取り回しとかはかなり効きそうな気がします

そういう意味で、同じ末期の砲撃ゾイドであるガンブラスターとの差別化はちゃんと出来ている

のではないかと思います

(でもそれってディバイソンで良かったのでは・・・とも思いますが

まぁディバイソンはパワーエンブレムついてないからね~(そういう問題なのか!?


で、ここからは妄想なんですが

そのキングバロンのコンセプトは、後のライガーゼロパンツァーにつながったのではないかと



ただこの2機は、「ライオン型」「砲撃戦用高速機」以外の共通点がまるでないんですよね・・・・

まぁいいや(ぁ



と、ここまでひたすら擁護してきましたが

かといって単純に「キングバロンはかっこいい?」と聞けば、大概の人はそうは思わないと思います

その最大の理由は、どうしても色にあるんじゃないかと

赤、白という、ただでさえ目立つ色(ブレードライガーミラージュみたいに色分けが細ければ

もっとかっこよくなったかもしれませんが、色分けが大雑把すぎて悪目立ちしてますね)に

金ピカパーツをこれでもか!と追加した・・・・・到底リアルロボットとはいえないお姿だと思います

ただ、ウィキペディアによると「キングバロンのモチーフは「聖獣バロン」」みたいなこと書いてあって


なるほど!これを考えると結構似てるんじゃないかと

赤と金という色で、金の割合が多いってのは確かに聖獣バロンですね

金ピカパーツの仕様過多は、モチーフ再現度向上のためだったと・・・・


しかし、それを踏まえても

やっぱりあの金色だけはやめてもらいたかったです

キングバロンの場合は、金色は火器類に使われていますから、ここがもっと渋い色だったら

というか全体的にもっと落ち着いた、ミリタリー調の色だったなら

ディバイソンやカノンフォートのようになれたような気がするんですけどね~

素材と、発想そのものは決して悪いわけではないような気がしますが

色が残念すぎる故に、第一印象は最悪というふうになってしまうのではないかと


ですから、色だけ変えて再生産したら一気に評価が変わるんじゃないかとも想うのですが

まぁ未復刻ゾイドを再販するとなると、どう考えてもメガトプロスかビガザウロが優先されるよね・・・

キングバロンは・・・・そもそも有名じゃないし、厳しそうかなぁ・・・



というわけでキングバロンでした

改造キングライガー作った時に、キングバロンもまじまじと見たんですが

搭載された火器類は普通にいいデザインだし、欲しくなりましたね(笑

そいうわけで、色を変えたキングバロンって結構かっこよくなると思ってはいるんですが

・・・・かといってそんなものほしがる奴が俺以外にいるのか!?という話になってくるわけで・・・




余談


StrangeRabbitの頃からやってきたこの「想う会」シリーズも今回で4回目です

ゴッドカイザー、アイスブレーザー、デス・キャットと来て今回はキングバロンでした

・・・・やっぱ次は順番的にバトルクーガかなぁ・・・

バトルクーガって正直そんなにすきじゃないんですよねぇ、てかそもそもあんまり知らないし・・・


で、その他の末期ゾイドってもうあんまり残ってないし・・・

でもこのシリーズは書いていて面白いから続けていきたい!ので

・・・・次はグラビティーシリーズにでも手を出してみるか(笑






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