2013年9月20日金曜日

機動戦士Zガンダム(TV版) 感想(再掲載)

(この記事は「Strange Rabbit」の記事の再掲載版です)



ガンダムのテレビシリーズの2作品目に当たります「Zガンダム」

続きを読むからどうぞ!





天才の足を引っ張ることしかできなかった俗人共に、何ができた?

常に世の中を動かしてきたのは、一握りの天才だ!





「機動戦士ガンダム」の続編


モデルグラフィックス2010年9月号を読むと、この当時のリアルロボットアニメを取り巻く動きが書かれています。

それによると、まず「機動戦士ガンダム」の大ヒット。

その後、バンダイはガンダムと同等のヒットができるアニメを作ろうとします。

いわゆる「ポストガンダム」ですね。

そこで作られたのは「戦闘メカ ザブングル」でした。

しかし、結局ガンダムを超えることはできず、

MSVの人気もあって、結論として「ガンダムを越えるものはガンダムだけ」ということになります。




そこで作られたのは「機動戦士Zガンダム」でした。

富野由悠季監督は、直前に手がけた「重戦機エルガイム」に対して「ガンダムをやる前の捨て駒」と呼ぶなど

このZガンダムに対しては思い入れがあったのでしょう。

そんな、まさにスポンサーと監督の熱意がこもったZガンダムですが、

内容に関しては「機動戦士ガンダム」で作られた路線をいかに生かしつつ、壊すか、

そういった内容だと思います。



とにかく「斬新」

前作の主人公機「ガンダム」が、なんと敵! しかも黒い!

しかも、内容が「連邦軍の内ゲバ」という、前作とは全く変わった内容でした。

主人公カミーユも、前作のアムロとは違って結構な武闘派

反骨精神旺盛なのとニュータイプと機械いじりが得意なのは変わりないが、引きこもりではないし、

「女のような名前」と言われただけで、兵士を殴り、結局はガンダムを強奪、敵のエウーゴに加入

するというのは、アムロはしなかっただろうなぁ・・・・




作画も、大幅に向上

Zガンダムの人物は、顔に2色の影をつけているのですが、これは当時としては物凄かったそうです。

色を1つ増やすだけでもものすごく大変なのに、ここまでやったのは本当にすごい。

また、魅力はやっぱりメカデザでしょう

前作とはかなり違ったテイストではありますが、これはこれで素晴らしい!

俺はギャプランとガルバルディβ、パラスアテネが好きですね

そして、キャラクターも素晴らしい!

ここまで、一人一人のキャラが素晴らしいアニメもそうそうないと思いますね

俺としてはまぁ、Zよりもファーストガンダムのほうが好きなんですが、

キャラクターに関してはZのほうが上だと思いますね。

おかげで、シャアさんがあんまり活躍しない!と思いたい(ぁ




ただし、「新しいことをやった」からこそ、欠点もちらほらあると思います。

一番大きかったのは、「ファーストガンダムと方向性が違う」ということ

今では名作扱いのZガンダムも、放送当時は思ったほどヒットせず、

既存のファンからは叩かれたそうなんですが、その理由はまさにこれだったそうですね。

徹頭徹尾悲劇的なストーリーに徹していたのも、個人的にはどうかと思うしねぇ・・・

あとは、ストーリーがわかりにくい

俺は結構予習をしてから観たんですが、それでも

「なぜティターンズの主力がガリバルディβとハイザックなの?」とか

「シロッコって結局なんだったの?」とか、疑問が沢山・・・

後々、いろんな本やらサイトやらで補完しないとわからないんですよね・・・・

それも、あと付なのか、放送当初からあったのかまではわからないし・・・




俺は、ガンダムに関しては「1st至上主義者」なわけで、

「Zが一番好き!」っていう風には正直ちょっとなれないわけです。好きだけどね。

「好きだけど、一番じゃない!」みたいな、なんだろう、この気持ち(ぁ

そんなわけで、たまーに見たくなるんです。Zガンダム








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