2013年9月22日日曜日

機動戦士ガンダムΖΖ 感想(再掲載)


今回は「機動戦士ガンダムZZ」

ガンダムのテレビシリーズ3作目ですね

決して「機動戦士ZZガンダム」ではないのでご注意を


続きを読むからどうぞ!





アステロイドベルトまで行った人間が戻ってくるというのはな、
人間がまだ地球の重力に引かれて飛べないって、証拠だろ?




前回もそうだったんですけども、今回もそうですね

ZZガンダムに関しては、「モデルグラフィックス2010年9月号」を読むとよくわかります


modelgraphix.jpg

「ガンダムを越えるものはガンダムだけ」

そうやって、ガンダムのテレビシリーズ2作目「機動戦士Zガンダム」は作られました。

結果としては「成功であり失敗だった」

他のロボットアニメよりも圧倒的なヒットをかましながらも、初代を越えることはできず、

スポンサーの思っていたほどの売り上げを記録するまではいきませんでした


しかも、内容があまりにも暗かったため、当時のファンからはあまり支持されず、

このころの「ガンダム」は実は相当冷え切っていたそうなんですね


そして、「機動戦士ガンダムZZ」という、続編の制作

これはファンとしては「待ってました!」ではなく、「え?何で・・・?」という感じだったそうです


更に、総監督である富野由悠季氏が掲げた「明るいガンダム」というテーマ

そしてメカデザ永野護の降板と、開始時点ではかなーり嫌な雰囲気で始まったそうです。


内容も、他作品と比較してもそこまで優れているとは思えないです。

とにかく、テーマがフラフラしすぎ!

最初は「明るいガンダム」らしく、ラブコメ路線を突き進んでいきましたが、

やはり旧来ファンからの声は厳しかった

途中からZを思わせるような暗い展開に突入(ちょうどハヤト死亡らへんから)



ここらへんは意見の分かれるところですね

「初期のままがいい!」という人もいれば、「暗いほうがいい!」って人もいるし。

俺としては・・・・後半派で(ぁ


ただし、前半の出来が圧倒的に悪いかといえばそうではないんですよね

同じ富野作品のエルガイムよりも、ZZのほうが俺は好きだったしね

それから、ZZの革新的だったのはプルとリィナの2人

「妹キャラ」なんて、もう最近ではとにかくあらゆる作品で大量で出てきますが

その元祖は、このZZだったらしいです(詳しくは知らん(ぁ




この作品の評価が低いのは、「途中で路線変更をしてしまった」ことにあると

(俺は)思います。

部分部分で見ると、なかなかいい点が多いんですよ。

例えばメカデザ!

出渕裕氏によるネオ・ジオンのMSたちは、「ジオンらしさを踏襲しつつ、若干違う」といった路線で

これは本当に好きでしたね

ハンマハンマとか、Rジャジャ、ガズRL、ゲーマルク、ガルスJ etc・・・

未だにMGはおろかHG化さえされていないのが残念でなりませんね


そして、改めて思うのは

富野の描く女キャラの素晴らしさ、ですよね

これが一番出ているのがZZじゃないでしょうか

プルから、ハマーンまで、ありとあらゆる年齢層の女性が出てきますが

これが皆それぞれ魅力的で、素晴らしい!




話を戻すようだが、「モデルグラフィックス2010年9月号」はぜひ一度読んでほしいですね。

機動戦士ガンダムZZという作品が、いかにファンやスポンサーに振り回された作品だったか

そういうのがよくわかると思います。

「金型の流用ができるから」という理由でムリヤリ登場させられたMSVの数々

出来が非常に悪かったハンマハンマ等の1/144スケールのプラモ達

そして放送終了間際に発生した「逆襲のシャア」制作発表

そのうえでZZガンダムを見ると、振り回されながらも、よくできているとそう思います。

傑作ではないけれども、部分部分はいいだけに、残念だった

そういう作品だと思います。









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