2013年10月5日土曜日

機動戦士ガンダムSEED 感想(再掲載)


(この記事は「Strange Rabbit」の記事の再掲載版です)


できれば触れたくなかったアニメNO.1(笑

かつてここまで、「信者」と「アンチ」の戦争を起こした作品があっただろうか?

ガンダム作品は、「最初は叩かれるが、10年経てば再評価される」という流れがあるんですが

このSEEDに限っては未だに「好き」と言えば「種厨」と言われ

「嫌い」と言えば「アンチ」と言われ・・・終わりなき戦争はいつまで行われるのか・・・・



初めに断っておきますが、この感想文は管理人の独断と偏見によって書かれております(笑


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平和の象徴と言われる鳩は、必殺の一撃を与えるするどい嘴や爪を持たぬため、
互いに戦えばその様相は、長く、凄惨なものになるという。
我らもまた、似てはいまいか。




<俺とガンダムSEED>

まず、これを書いておこう

俺の世代の方なら、恐らくこのガンダムSEEDを見たことはあるんじゃないだろうか

俺の友人の中にも「SEED好き!」って人は結構いるし、「ガンダムはSEEDしか見たことない」って人も

これまた結構います


で、俺はというと

実は最近まで見たことありませんでした(ぁ

ガンダムSEEDの放送当時は、ガンダムなんぞほとんど興味はなかったんですよね・・・

たまたまちょろっと見たことあったんですが(確かラクスを引き渡すシーン)

途中から見ても理解できるハズはなく・・・


そんで、インターネットでSEEDに関しての罵り合い・・・みたいなのを目にするたびに

イマイチ話がわからないというか、話に入れなくて惨めな想いをしたことがしばしば(ぁ



そして、見始めたのが去年の年末、見終わったのが年始でしたね

このアニメで年越しでした・・・なんだそれ・・・

今回見たのはリマスター版・・・ではないやつです(笑



さて、本題に・・・

個人的には、最初のほうは悪くなかったと思います

最初に出てきたガンダム5機?のデザインは結構好きで、いいと思うし、

批判された「ファーストのパクリ」も、まぁそういうもんだと思えば悪くはないと思う。

(そしていいタイミングでこれらのMSがMG化! これはいいですね・・・

特に完全変形のイージスはホスイ・・・

aegis.jpg


しかし、地球に降りて、だんだんとファーストパクリ色が薄くなったあたりから

おかしくなったような気がする

最初は「やめてよね。本気で喧嘩したら、サイが僕に敵うはずないだろ?」という、あの

問題のシーンと、フレイの謎行動の数々・・・

何故あれをしたのか、さっぱりわからないし、あれを挟むことによって物語が良くなったというよりは

キラとフレイのクズさが強調されただけの気がする・・・


それと、総編集&回想のやりすぎ

特に、まぁこれはよく言われてるんですがニコル死亡シーンの使い回し・・・

あのシーン自体は結構良かったと思うだけに、繰り返しされるとニコルがかわいそうにしか見えん・・・

総編集回自体は批判しないし、それ自体は飛ばせばいいんだけど

歌でごまかしたり、回想連発したりと、あからさま過ぎる尺伸ばしはやらないで欲しかった



で、個人的に一番の問題だと思うのが、あの悪名高い「バンクシーン」

やたらとバンクバンク言われてて、

観るまえの俺は「ロボットアニメにバンクなんて(変形やら必殺技やら)結構あるもんだろ」

とか思ってたんですが、このSEEDのバンクはそんな甘いレベルではなかった

とにかく毎回のごとく連発、連発、連発で

毎度の戦闘シーンが、毎回同じに見えてしまうという悪循環・・・・

せっかく、いいデザインのMSを登場させてるのにこういうところで台無しだと思います



ストーリーに関しても言いたいことあるけど、言いだしたらキリがないし

まぁストーリーの粗は過去のガンダムでも結構あったからねぇ・・・そこまで批判するまでもないかと

ただ、「戦うしかなかろう!互いに敵である限り、どちらかが滅びるまでな!」という台詞があって、

これが作品としての核となるテーマだったのが印象深かったです。

終わりのない戦争を描いてる、というテーマ自体は間違ってないし、それ自体は最後までほとんどぶれてない

これはなんだかんだいいなぁと思うのです

(そのおかげで、最終回になっても結局戦争が集結してなかったり、

ザフトと連邦の双方のお偉方が単細胞で、クルーゼの策略に簡単に乗ったりしてるのはまた別(ぁ))

そして終わりのない戦争は、アニメの中にとどまらず

現実世界&インターネット上にも留まることになったのだ(ぁ





なんか批判だらけになっちゃいましたね

しかし、「つまらなかった」というとこれは別で

個人的には、ブツブツ文句たれながら最後まで楽しめたので良かったです。

やっぱ、アニメなんて所詮娯楽なんだから、ある程度「なんでやねん!」っていうところがないと

面白くないって(笑

この作品は売上自体は驚異的なものがあったから、そこは良かったし

なんだかんだガンダムブランドが続いているひとつの要因は、このSEEDにあるといっても

過言ではないんじゃないんでしょうか。

(まぁ、だからこそ、終わらない戦争が続いてるんでしょうが・・・・)



2 件のコメント:

  1. 最高の素材を最悪のタイミングで盛大にぶちまけた、そんな作品だったのかなと思います。

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    1. それでも前半はまだ良かったと思います。
      個人的にはドロドロした恋愛をやり始めた辺から崩れだした感じがしました

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