2013年12月28日土曜日

ロボを語ろう! 第十二回「四枚羽」 クシャトリヤ(再掲載)


今回はガンダムUCより「クシャトリヤ」で行きたいと思います。

ガンダムUCの第一話から登場していて、冒頭のスタークジェガンとの鮮やかな戦闘シーンで鮮烈なデビューを飾った

「クシャトリヤ」


続きを読むからどうぞ!





<クシャトリヤとは>

『機動戦士ガンダムUC』に登場。ネオ・ジオン軍残党「袖付き」のニュータイプ専用MS。名称のクシャトリヤは、古代インドの階級で第二位の王族・武人層を意味し、フル・フロンタル指揮下のネオ・ジオンではフラッグシップであるシナンジュに次ぐ機体であり、戦闘部隊を率いることを物語っている。
ネオ・ジオンが開発した20m級のサイコミュ搭載型MS。NZ-000 クィン・マンサをもとに設計された機体だが、サイコフレームの使用と複数の機能を集約した、肩部に装着された計4枚のバインダーの増設により、クィン・マンサの圧倒的火力と性能をほぼ維持したまま、小型化に成功している。頭部はモノアイ式になり、機体各部にジオンの紋章をあしらったエングレーブが施されている。
(ウィキペディアより)



クシャトリヤといえば、個人的にもう本当に忘れられないものがあって

それがHobbyJapan2008年2月号に掲載された、yubaba氏のスクラッチビルドのクシャトリヤ

130405_000041.jpg


俺をクシャトリヤ大好き男に放り込んだのは、言うまでもなくこの作品だと思うんですよ。

そして今でも、自分の中でのクシャトリヤ像みたいなものはこれなんです。

起伏に富んだ四枚羽、マッシヴな足、鋭い頭部・・・・


後にクシャトリヤはHGで発売されました

しかし、それはやっぱどこか違うんですよね。

クシャトリヤには見えるんだけど、自分の中のクシャトリヤとは似ても似つかない

だから買わなかった。

もちろん、これはHGのクシャトリヤが悪い!というのではなくて、単純にyubaba氏のクシャトリヤの方が

素晴らしいと思ったからであるが・・・・・


それにしても、本当にこの作例は素晴らしいと思います

オラザク選手権でガンプラ部門銀賞を受賞されたようですが、それも頷けます。

それに、途中写真とかが一切ないのでどうやって作っているのか全くわかりません

ある程度、推測はできるんですが、・・・・




さて、クシャトリヤはクィンマンサの関連機体?とでも言えるようで

まぁ、言ってしまえば「クィンマンサのリファイン版」と言ってもいいような位置づけだと思いますが

kinmansa.jpg

ただし、冷静に考えると全く同じというわけではないんですよね

例えば、クィンマンサは複眼で、ガンダム的な頭部を持っています

対してクシャトリヤはモノアイ、極めでジオンらしい構造のカメラです


そして、大きく違うのは劇中の戦闘方法、描かれ方ではないでしょうか?

クィンマンサはアクシズ内部でどっしりと戦ってたイメージがあります

そしてクシャトリヤも、・・・・・かと思いきや全然違う

2枚増えて4枚になったバインダーをひらひらとさせながら、宇宙空間で軽やかに戦う

それは鈍重そうな見た目に反した戦い方で、これはまさに

過去のNT用MSである、ジ・Oやキュベレイのような戦い方なんですよね

「四枚羽」というアダ名が綺麗にマッチする、いい戦い方だと思います


ちなみに、俺はガンダムUCは小説版から読んで映像版を観たんですが

小説版で、やたらと「四枚羽」って言われていて、ちょっと想像つかなかったんですよね

あんな重そうなMSを羽って呼ぶのは無理じゃないかなーと

しかし、映像版を見ると納得。たしかにアレは羽だわ



最後に、語るとすれば名前だな

俺はこの頃高校生で、世界史を勉強してたんですが

「クシャトリヤ」はインドのカースト制を勉強するときに真っ先に出てきた単語です

インドには、古代からバラモン、クシャトリヤ、バイシャ、シュードラという四つの身分があって

クシャトリヤは前述のウィキの通り「武人」を表します

UCのクシャトリヤのおかげで、こればっかりは絶対に忘れなかった覚えがあります(笑


思えば、ガンダムの単語は世界史から取ったものが多いと思いますね

ナスル朝の都が「グラナダ」だし、「ソロモン」なんかモロにソロモン王

「ハンブラビ」も言うまでもない



やっぱり、いつかはあのyubaba氏風のクシャトリヤを作成してみたい! と思いつつー

な日々であります(笑









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