2014年2月17日月曜日

シュトゥルムテュランについての苦言


はい、今回はこちらシュトゥルムテュラン/シュトゥルムフューラーについて


商品化された中では唯一のバーサークフューラーのCASとして登場した機体っすね

続きを読むからどうぞ!
 





率直な意見を述べると、俺はシュトゥルムテュランが正直そこまで好みではないです。

ジェノブレイカー、バーサークフューラーはどちらも大好きなゾイドですが、シュトゥルムテュランに

限ってはどうもあんまり好きではないです。



さて、そのブレイカーとフューラーですが、どちらもトミー版を持っていました。

で、そのバーサークフューラーですが、共和国のライガーゼロと同じくCASを搭載しており、

両機はライバル関係!とおもいっきりクローズアップされていましたね。

スラッシュゼロのアニメ最終回でも激突していましたし


ただ、両者のコンセプトは全く違うと思います。


まずライガーゼロですが、タイプゼロでは武装はクローとファング、そしてショックカノンとビームガン

のみで、かなり地味と言わざるを得ません。

ブレードライガーの後継者と言うよりは、シールドライガーの後継者というのが合うとおもいます。

それゆえ、後に多数のCASが登場し、様々な戦況に応じたタイプを選択していくライガー

という新しい道を開拓できました。

武装を換装するロボットは数あれど、その中でもかなり成功した例であると思います。



一方のフューラーは、ノーマルのフューラーの段階ですでに荷電粒子砲やバスタークローを備えており、

すでに派手で、この状態でも十分戦闘を行えるほどのポテンシャルがあったと思います

ライガーゼロの時とは異なり、ジェノザウラーの後継機と言うよりはジェノブレイカーの後継機といったほうが正しいと思います。

その証拠が、背中のバスタークローでしょう



ジェノブレイカーの時は、二本ではさむ事ができ、シールドは物理的なシールドでした

一方でフューラーは、挟むのは3本、閉じればマグネーザーにすることができ、

シールドはEシールドとなりました。

この部分だけでも、「フューラーはブレイカーの発展機なんだな」とおもわせてくれます。


注:ただしアニメ版ブレイカーはEシールドを搭載してたんですよね・・・・
設定をもう少しハッキリしてくれよ・・・・




で、これだけフューラーに高いポテンシャルがあったからなのかどうなのかわかりませんが、

 フューラーにはなかなかCASが登場しませんでした。

スラッシュゼロのアニメ内で、ライガーゼロにはすでに3タイプも登場してたし、

その他にもイクスが登場していたというのに、フューラーはいまだ0

SSゾイドと合体してお茶を濁す始末

で、そんな中ようやく登場したのがシュトゥルムユニットでした


俺がゾイドから一旦退いたのが小学6年の時で、シュトゥルムユニットはそのギリギリに

登場したような思い出があります。

それゆえ、俺の友人の中にはシュトゥルムユニットの存在自体知らない人もしばしば・・・・


で、後に妄想戦記でシュトゥルムテュランが出ると


 こっちに関しては存在自体知らなかったなぁ

1年前ぐらいに知ったというか。


で、そのシュトゥルムテュランがあまり好きではないんですが、その理由としては2つあって、

ひとつは前述したバスタークローの件

せっかく、ブレイカーからフューラーへと発展した時に、エクスブレイカーを捨てて、

よりコンパクトで強力なバスタークローを搭載したというのに、

シュトゥルムテュランではそれをかなぐり捨てて、結局エクスブレイカー小型版を搭載してるって

本末転倒もいいところじゃねぇか!って話ですよ(笑

これは簡易量産機ですか?それならいいんですけど、そうじゃないんでしょ?

まぁ、シュトゥルムテュランが高速戦闘用のCASで、それゆえコンパクトなエクスブレイカーを

採用した・・・とはかんがえられなくもないんですが、

それをいうとバスタークローも十分小さいし、バスタークローはマグネーザーとして使えるので、

ブーストで突撃→マグネーザーで串刺し という戦術もいけそうなんですが



もう一つが名前かなぁ




シュトゥルムテュランというのは、ドイツ語なんですよね。

ドイツ語の響きというのはかっこいいので、それをロボの名前に使っちゃうってのはよくガンダムとかでやってるんですが、

ゾイドではやってほしくなかったなぁと思うのが本音です。

ゾイドの名前ってのは、「デスザウラー」とか「マッドサンダー」とか

簡単な英語の組み合わせでかっこ良く魅せる・・・みたいな感じがあったと思うんですよ




と、書きながら思うのは

結局これはシュトゥルムテュランが悪いのではなくて、バーサークフューラー自体が

失敗作であるが故なのかなぁと思ったりもします。

バーサークフューラーはノーマル状態ですでに戦闘力が高かったですから、そこに

どんなCASを付けても余計にしか見えなかったような気もします。

だから、俺の意見としては「バーサークフューラーはライガーゼロのライバル」という設定を貫くのであれば、

バスタークローのような派手な装備は外すべきだし、

「バーサークフューラーはジェノブレイカーの後継機」という設定を貫くのであれば、

もうCASを外すべきだったんだと思います。

どっかの考察サイトさんで読んだのですが、この時期のゾイドは、

やたらと強くするために、設定や武装を盛り込んだものが多かったと。

その文章を読んで、とても共感した覚えがあります。



ただ、個人的にはその風潮を苦々しく思いながら、でも否定はしないです(笑

「ひとつの兵器に何でもかんでも詰め込む」というのは、戦争末期の雰囲気が出ていていいじゃないですか。

そういや、この時の帝国と共和国はどちらも隕石衝突以降、国がめちゃくちゃになりながらも

戦争を続けているという、とんでもなく逼迫した状況であったのは想像に難くありません。

まぁそれは、俺自身がメカ生体ゾイドの流れを知らずに育ったからだとも思いますが



(一方、本当に戦争末期の雰囲気を出すのならば、「ひとつの兵器に何でもかんでも詰め込んだ

ゆえの失敗作」が大量にあるはずなんですよね(笑

まぁゾイドは兵器である以上にプラモなんだし、そんなプラモを買うニッチな小学生は

絶対居なかっただろうし・・・(笑





3 件のコメント:

  1. 設定上はライガーゼロ(タイプゼロ)はシールドライガー・ブレードライガーどちらの後継機でもないですよ。
    シールドライガーって別にタイプゼロみたいに爪と牙主体で戦う機体ではないですし、そもそもタイプゼロは帝国製ですし。
    武装コンセプト的には、ゼロシュナイダーがブレードライガーの後継的ポジションと位置づけられてます。
    バーサークフューラーもジェノザウラー系に類似しているだけで後継機というわけでは…玩具的にはともかく。
    シュトゥルムユニットはブースター+クローの高速格闘形態という設定で、このユニットがジェノブレイカーの後継的なコンセプトになっていますね。
    バスタークローではデカすぎて取り回しに劣る(一撃離脱戦法ならまだしも、殴り合う状況を考えると…)→小回りの利くアクティブシールド&エクスブレイカー、というのは別に退化ではなく、一芸特化というべきものじゃないでしょうか。
    バーサークユニットは万能タイプで、実際割と何でもござれだったせいでCASがあまり出なかったのは確かなんですが、やはり特化型はそれなりに使いでがあるんじゃないかと。
    企画だけでこけた砲戦特化型のヤクトユニットが出ていれば、この辺もっと説得力でるんですけどね。
    ただ、確かにバーサークユニットにはいろいろ「盛りすぎた」感はありますね。
    ゼロの基本装備がイクスユニットだったみたいな状況になっちゃっているのはおっしゃる通りだと思います。

    名前に関しては、ドイツ語を含む名はシュトルヒやらグスタフやらゴッドカイザーやらが旧時代からいます。
    それに、シュトゥルムテュランに関して言うならまずバーサーク「フューラー」がドイツ語なわけですが…
    バーサーク、も元はノルウェー語の英語読みですし。
    ゾイドの名前って、昔から英語・ドイツ語にかぎらずいろんなところから無節操に引っ張ってきてるというのが実際のところですね。
    サイカーチスとかはほぼ日本語そのまんまだし。

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    1. なんか色々と突っ込みどころの多かった記事でしたね。ご指摘ありがとうございます

      ライガーゼロがシールドの後継機ではなく、元は帝国機という設定はすっかり忘れていました。
      ただ、シールドを意識して作られているのは間違いないと思います。
      単純に武装を比べると、銃火器の数と種類が違うだけで、あとはEシールドの有無だけですから
      フューラーに関しても、確かにジェノザウラー/ブレイカーの後継機とは必ずしも言えないかもしれませんが
      どちらも帝国機で同サイズのティラノ型ですから、ガンダムでいうところのザクとグフみたいなもんかと

      シュトゥルムユニットの件ですが、一芸特化という意見は一理あると思います。なるほど、と思いました
      ただ、そもそもシュトゥルムユニットの目的はフューラーの高速化にあり、
      高速戦闘を目的としているので装備させるならエクスブレイカーではなくて、
      ゼロシュナイダーのようなブレードか、突撃用としてマグネーザーで良かったと思います。
      もしくは、イエーガーのようにスピードを追求するか・・・・
      何にしても、ヤクトユニットが結局出なかったのは本当に残念ですね。
      「フューラーもライガーゼロのように沢山CASが出るんだ!」と期待した俺の心を返してくれ(笑

      名前に関しては本当に仰るとおりです。
      記事を投稿したあとで、「そういやシュトルヒもドイツ語だったな」と自分でも思ってました(ぁ
      フューラーもドイツ語だったんですね。知りませんでした・・・・
      どうも外国語には疎いもんで

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    2. どうも、初書きの者です。
      ドイツ語といえば、シュナイダー、イエーガー、パンツァーも全部ドイツ語みたいですね、自分も最近知ったのですが。
      自分もデザインが悪くないんで嫌いではないですがそれでも主さんの苦言には大いに同感しました。
      シュトゥルムユニットは例えばジェノブレイカーの「ブレードライガーに対抗するため」みたいな目的が明示されていないのがぼやっとした印象の原因かなと思いました。
      自分もここの記事を読むまではブースター追加したから速くなる、ちょっと気分良いよねくらいのもんだと思っておりましたが、上の方の書き込みはなるほどなと思いました。
      アニメスラッシュゼロ戦ではバスタークローは確かに格闘の間合いまで詰められたノーマルのゼロ相手に完全に後手を追うだけの武器と化していました。またその際背中のスラスターは併用していなかったことから標準装備のスラスターは巡航速度を上げることが主たる目的で、重心の高いフューラーを瞬時に敵の攻撃線上から外し、逆に自分を相手の懐に滑らせるといった使い方をするには出力不足だったのではと思われます。
      そこまで思うと確かに自陣に入り込まれた運動神経抜群のライガーゼロ系に対抗できるポテンシャルを持ったゾイドはおのずとフューラーに限定されたうえで、それを捕えるための装備はフューラー自身が自在に動けるに足る加速装置と、敵の攻撃よりも素早く敵の装甲に到達する武装が必要というのにも肯けます。こんなシーンでは、荷電粒子砲はもとより、あのバーサークフューラーの装甲を破ろうというゾイドの至近距離の一撃がEシールドで防ぎきれる訳がないし。
      なんにしても一度くらいはシュトゥルムユニット使って取っ組み合いの中で紙一重でライガーを返り討ちにするシーンを見てみたいですが…。

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