2014年3月20日木曜日

蒼き流星SPTレイズナー 感想(再掲載)



今回はレイズナーを見てみました

多分順番でいくとガリアンを先に見たほうがいいんだろうけども、こっちのほうが有名な気がしたもんで・・・


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まぁ一言で言うならば

ものすごく惜しかった作品だと思いますね・・・



内容がかなり変則的で、これはどういうことかと調べてみたら

どうも前半はかなりの高視聴率で、放送延長がされたようです

当時、レイズナーの裏番組はあの「夕やけニャンニャン」だったそうで、その割にはかなり奮闘してたそうな



で、それだけに前半はかなりゆったりと、登場人物の心理や内面を描いてるんですが

途中からスポンサーの都合で放送期間短縮が決定

結局3クールで打ち切りとなってしまい、後半はマッハで終了(ぁ

という、とにかく色んな物に振り回された悲しき作品だったことが分かります




で、惜しいんですよ

というのも、前半の完成度はものすごく高いと思うんです

冷戦の中、宇宙人が攻めてくるっていういかにもハリウッドのSF映画っぽい物語ですが

ただそれだけで終わらないってのがこの作品の見所だと思います。

宇宙人(グラドス人)の主人公エイジと、国連宇宙局の地球人の友情が

だんだんと深まっていく所なんかすごく丁寧に描写していて素晴らしいです

そして、圧倒的な武力を持って攻撃してくるグラドスの恐怖がピッタリと張り付いた閉塞感

これもやっぱりハラハラしますね




味方もそうですが、敵の複雑な人間関係なんかも見ていて面白い

そんな人間関係の中でのゲイルVSエイジの戦い

このシーンはもう最初見たときは「すげぇ!」ってなって思わず巻き戻ししてもう一度再生してしまいました

カルラ少尉とエイジの悲痛な叫びが素晴らしい、というか泣いた




で、途中から雰囲気がガラッと変わって北斗の拳みたいになるんですが

ストーリー自体は割りとしっかりしてたのが好印象でした

未来の話なのに焚書坑儒やってたり、突っ込みどころはあるんですが(ぁ

グラドスが地球占領したら、まぁあんな感じにはなるだろうな・・・・という感じだし




というか、このアニメはもう最初から最後まで徹底的に「リアル志向」すぎるのではないかと

作品全体を通してのテーマが「地球人とグラドス人は分かり合えるか?」なのに

その答えは「分かり合えない」だし(ここはイデオンと同じだな・・・

前半パートの最後で、グラドスに挑んで結果当然のごとく負けるし・・・・

まぁ、変に平和平和言ってたり説教臭くなかったんで個人的にはむしろ好印象だったのですが(笑




それから、やっぱりメカデザは見逃せないですね

レイズナーのデザインがガンダムとかなり似てる (デザイナーがどちらも大河原さんなので仕方ない

と、最初は思ってたんですが、

全体的にはガンダムとダグラムの中間ぐらいかな?という感じがしました

キャノピーなんかはいかにもダグラムっぽいですしね

ただ、ローラーダッシュのシーンなんか見てるとモロにボトムズだし、そこら辺はいいとこ取りなのかな




SPTのデザインはどれもすごく好きでした

ガンダムよりも小型で、リアル志向なんですが

かといってダグラムボトムズのようなミリタリー系でもない

スマートでかっこいいですね

グライムカイザルとスカルガンナーなんか特にお気に入り・・・

あれ?スカルガンナーは性格に言うとSPTではないのか




結局、OVAで補完は一応されてるんですが

それ見てもやっぱり展開が早いし、もうちょっとどうにかならなかったのかと思います

本当にすごく惜しい作品だったと思うのですが・・・












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