2014年5月26日月曜日

映画 「フットボールファクトリー」 感想(再掲載)


今回はサッカー映画の中の問題作「フットボール・ファクトリー」の映画感想です

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イギリスの、フーリガンを描いた話です。

フールガンがテーマなので、逆に「サッカー」を描いていない、試合のシーンとかはほとんどなし

フーリガンの連中、まぁ日本でいうところの不良(みたいな人たち)の日常を描いてますね

飲み屋で女の子を捕まえて・・・とか相手サポーターの溜まり場を襲撃・・・・とか

もうそんな話ばっかりですね

ちなみに、彼らはチェルシーサポーター

チェルシーと言えば、ビッククラブのイメージがありますが

それは数年前にロシアの石油王に買い取られてからの話であって、それよりも前は

リーグ優勝は1回のみで、2部降格も味わうほどのあまり強くないチームでした

それに加えて、フーリガンの凶暴さはいわくつきで

未だにアウェーゲームでは、駅から降りたら警備員がスタジアムまでずらっと・・・なんてこともあるそうな


そして物語はカップ戦で、永遠のライバルである

ミルウォールとのゲームが確定します!

ミルウォールを倒せるゼェ!と登場するフーリガンたちは狂喜乱舞

この気持、わかるなーとか思って見てたんですが、結局彼らが楽しみにしてたのは

試合内容ではなくてフーリガン同士の喧嘩なんですよね

どんな映画だまったく(笑


日本では到底考えられない、そもそも作られもしない映画だと思いますが

変にスポーツで感動だの、努力だの、根性だの

そっちよりも、アウトローに徹しているこっちはこれですごく面白かったです

映画館で腰を据えて見るよりは、家でダラダラと

酒でも飲みながら見るのがいいのかもしれん

ちなみにパッケージに「青春」って書いてますけど、登場人物のほとんどは

普通に大人だし、おっさんもゴロゴロいるし、

いったいいい歳して何をやってるんだっていう(笑




あんまり関係ないけど、フーリガン関係の話で一番印象に残ってるのは
川端康夫さんという方が本で書かれてあった、ドルトムントサポーターの話
電車でたまたま居合わせて、仲良くなったドルトムントサポーターの老夫婦
「カイザー(ベッケンバウアー)が好きだ!」というお父さんと和気藹々になって
ここで川端さんは「ドルトムントとシャルケは仲が悪い」というのを思い出し
試したくなって、「シャルケ」といってみたらしい

すると、今まで陽気だったお父さんの顔がみるみるうちに険しくなり、
お母さんからは、険悪な顔で「この街でシャルケと言ってはいけない」といわれたそうな








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