2014年5月20日火曜日

機動戦士ガンダムF91 感想(再掲載)


ここでやっと、この作品の感想です


続きを読むからどうぞ!







このテストが良好なら、直ちにバグを月と地球に降下させよう
誰の良心も痛めない、いい作戦だ・・・機械による無作為な粛清・・・・・




個人的には

ガンダム作品史上、最も尺の足りなかった作品だと思います(ぁ


この作品は、新しいガンダムのテレビシリーズのプロローグとして作られました

アムロとシャアの死亡後の世界、もっと言うとザビ家とジオンの縛りのない世界が舞台でした

で、結局不評だったのでテレビシリーズは制作されず・・・

のちに、Vガンダムというほとんど関連のない作品が作られました・・・


なぜ不評だったか

これは簡単で、「アムロもシャアもブライトも出ない」からなんですよ

だから、今F91を見ても「ああ、普通のガンダムだな」で済むんですが

当時はガンダムにシャアとアムロが関連して当然!な作品”しか”なかったわけですから

彼らが出てこない「ガンダム」なんか、そりゃあガンダムではないといわれても仕方ないわけであって


たとえるなら、「綾波もシンジもゲンドウすら出ないエヴァ」とか、

「のびたもジャイアンもスネオも出ないドラえもん」とでも言うか、そういった感じですね


そして、続編のテレビシリーズがなかったせいで、作品としてはわかりにくいし、中途半端です

作中で登場する敵「クロスボーン・バンガード」の存在理由とか思想とか

そういったことが一切わかりません!

唯一「コスモ貴族主義」といった言葉が出てきて、上っ面だけ説明されますがそれじゃあ中途半端だし・・・


物語も、敵の鉄仮面カロッゾを倒すところで終了しますが、

親玉であるマイッツアーおじいさまは生きてるし、クロスボーンバンガードはバリバリ健在だし

結局、何も解決してないんですよね・・・(ぁ

そもそも、小説版はカロッゾが生きてるような描写がされてるとかなんとか

(死んだカロッゾは影武者という説があるそうな


ここら辺は小説版を読むといい! みたいなことをよく耳にするんですが

この小説版が入手しづらいんですよね・・・・


ただ、もちろん魅力はあります!

クロスボーンの主力MSたちは、今までのジオン、連邦MSとは全く異なるデザインで

これは素晴らしいですね デナン系とかビギナギナとか

それと、全体的に漂う「貴族感」とでもいうか(ぁ

ネオジオンをもっと中世~近世ヨーロッパ臭くしたようなあの感じはなかなか好きですね


そして、やっぱり「鉄仮面」カロッゾ・ロナの魅力

carozzo.jpg

俺は本当にこの人が好きです(笑

ギレンやシャアに比べるとやはり小物臭いですが、残虐性は負けず劣らずであり、

そのくせ妻子に逃げられるといってどこか人間臭くて、悪役のお手本のようなキャラクター

強化人間になって、どこか頭がおかしくなってるのでしょう。しかし、

生身で宇宙遊泳したりと身体能力は圧倒的で、過去の強化人間と比較してもバケモノレベル

生い立ちを考えるとちょっとかわいそうな・・・・



個人的に、F91は

「カロッゾを見るためだけの作品」だと思ってます(ぁ

それくらい、カロッゾは見どころがあるんですよね

逆には・・・・・あんまりないというか(ぁ


いやいや、普通のガンダムのストーリーを2時間に詰め合わせたところはさすがですが

逆にいかにも「普通のガンダム」に徹していて、面白くないというか・・・・


とりあえず、小説版が欲しい・・・・(ぁ












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